熟睡の方法と安眠対策TOP > 熟睡法のポイントとは? > 睡眠時間を減らす危険性とは?

睡眠時間を減らすと心身に影響が出る

 

睡眠時間を減らす方法が、いま巷で流行しています。
おもにビジネス書などの自己啓発関連ですね。

ビジネスマンは時間がないことが多く、そのなかを縫うようにして時間を作り出す必要があるからです。夜遅く家に帰ってから、資格試験の勉強やネットビジネスの作業をしたいという人が増えています。その背景には、不況によるリストラへの予期不安があるものと考えられます。

睡眠時間を減らすことができれば、そのぶんだけ好きなことができるので、ビジネスパーソンだけではなく、主婦や学生など、誰にとっても魅力的に映ります。
しかし、その代償も大きいことを知らなければなりません。たとえば・・・。

  • 頭がボーッとして働かない
  • 記憶力が減退する
  • ストレスにうまく対処できない
  • 食欲が増して、肥満になる
  • 血糖値が上昇して、糖尿病の危険がある
  • 血圧が上昇して、高血圧になる
  • 中性脂肪値が上昇して、脂質異常症になる
  • 動脈硬化から、心疾患や脳卒中をまねく

ざっと挙げると、睡眠時間を減らすことには、このようなデメリットが考えられます。単に自由な時間がほしいだけの理由で、体が病気になり、寿命を縮めてしまっては元も子もありません。睡眠時間を短縮させるつもりが、人生の時間が短縮されてしまい、本末転倒というものです。

睡眠時間を減らすと、思考力が低下する

まず、睡眠不足になると、当然頭がボーッとして働かなくなります。
受験勉強のため、資格試験のために勉強時間を作り出したい気持ちはよくわかります。しかし睡眠時間を削ったことによって、学習の効率が落ちたら意味がありません。それよりは睡眠時間をたっぷりとって、勉強の質を高めた方がいいと思いますが、どうでしょうか?

もちろん長すぎる睡眠は、かえって健康を害しますし、寿命を縮めるという統計もあります。しかし、自分の心身が要求するぶんの睡眠時間を十分に取ることは、脳のパフォーマンスを最大限に発揮するために必要でしょう。

人はレム睡眠の間に、記憶の整理を行なっています
そのため十分に寝れていないと、短期記憶が長期記憶に移行しなくなる危険があります。勉強したことは、しっかりと脳細胞に刻みたいですよね?それには十分な長さのレム睡眠が必要なのです。

ストレスにうまく対処できなくなる

睡眠時間を減らすと、レム睡眠が少なくなるために、精神的なストレスにうまく対応できなくなります。それはレム睡眠には、精神疲労を回復させるという役割があるからです。記憶を整理するときに、いやな記憶も整理しているのです。このときに自分にとって不都合な記憶は、薄めるように働きます。そのため朝起きたときに、昨日の嫌なことの記憶が薄らいでいたりするわけですね。

また1日単位で睡眠をはさむことによって、夢がクッションのようになって、間に入ります。これによって現実から一旦はなれて、心をリフレッシュする効用があります。現実の連続では疲れ果ててしまいますよね?人はレム睡眠のときに非現実的な夢を見ることによって、うつ病の予防をしているのです。

食欲が増して、肥満になる

睡眠時間を減らすと、レプチンとグレリンというホルモンの分泌に変動が起こります。レプチンには脳の満腹中枢に作用して食欲を抑える働きがあるのですが、それが作動しなくなり、食欲が旺盛になってしまうのです。

いっぽうグレリンには食欲を増す働きがあり、ますますグレリンの分泌量が増してしまう結果になるのです。つまり二つのホルモンの分泌が、食欲を増すという方向に作用してしまうわけです。

肥満になれば、糖尿病や高血圧などを引き起こし、メタボリックシンドロームを経て、生活習慣病を発症しかねません。肥大化した脂肪細胞から、血糖値や血圧などを上昇させる「悪玉のアディポサイトカイン」が分泌されるようになるからです。

血糖値や血圧、中性脂肪値が上昇する

睡眠時間を減らすと、血糖値が上昇します。
これは睡眠不足はストレスになるからです。そうするとストレスホルモンACTHの分泌量が増し、一日中、血中のコルチゾール値が上昇したままになります。これが短期間の不眠なら、健康への被害はそれほどではありません。

しかし意識的に睡眠時間を短くしたり、睡眠不足が慢性化すると、高血糖も慢性化します。そうなると動脈硬化を引き起こし、糖尿病を招く危険があります。

また血圧が上昇したり、中性脂肪値や悪玉コレステロール値が上昇したりもします。これらも動脈硬化を引き起こし、さまざまな生活習慣病の元になります。最終的には狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳卒中に発展しかねません。

 

睡眠時間を減らすことは、最初は何でもないと思っていても、慢性化すると体の中で、いろいろな異常な変化が起きるわけです。熟睡の方法は、短眠法ではありません。深く、かつ適度な長さの睡眠を取ることが、健康を増進させるのです。

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